本記事の目次です。
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パッポン通りにあるクイーンバーという店でぼったくりに遭いました
タイ旅行初日の夜に、バンコクのパッポン通り「クイーンバー」という店でぼったくりに遭いました。
結論、超運が良くて被害額は瓶ビール1本で350バーツ(約1,300円)だったのですが、請求額は4300~4600バーツ(約15,000~16,500円)でした。
「ぼったくりっつってもたったそんなもんか」と感じる数字かもですが、この記事をご覧ください。
こちらの記事によると、
働ける家族、最低二人から三人の総所得で「タイの世帯平均収入月26,973バーツ」
とあり、つまりタイ人一般家庭の月間世帯収入の約1/6の額を瓶ビール1本で請求された、という感じです。
これを日本で例えると、月にお互い25万稼ぐカップルの家庭の所感で、約80,000円の請求がきた、と同意義になります。
そしてオレが実際支払った額は、上記日本の例えで考えると約6,500円相当です。
コンビニで買えば38バーツ(140円)くらいのシンハー1本でですよ。ね、ぼったくりでしょう。
そこで今回は、
パッポン通りでぼったくりに遭った経緯と、被害を最小限に抑えることができたことについて
を記事にまとめます。
これからタイ旅行に行こうとしている方や、パッポンナイトマーケットに行こうとしている方に読んでいただけたら嬉しいです。
【ぼったくり回避法】パッポン通り2階の店は行かない&客引きは無視
オレの経験から、パッポン通りを観光する際に守るべきことの結論は3点です。
・パッポン通りで2階の店には行かない
・パッポン通りで話しかけてくる客引きは無視する
・提供された飲食物はその場で支払いor値段を確認
この3点を守っていれば多分ぼったくり被害に遭う可能性は爆減りと思います。
なぜそう思うか?オレがこの3点を守らなくてぼったくりに遭ったからです。
色々な記事やガイドブックでも同じことが書かれておりまして、要するに基本を忘れてはいけないということですね。
有名な観光地だし大丈夫だろう、そういう油断はマジで命とりですね。
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パッポン通りクイーンバーでぼったくりに遭った経緯【体験談】
それではどういうシチュエーションでぼったくりに遭ったのかを説明していきます。
タイに着いた初日の夜、オレはパッポン通りナイトマーケットに来ていました。
こんな感じに露店がたくさん出ていて、衣類や小物から明らかに偽物のブランド品など、色々面白い物が売っています。
ある程度お土産をここで買ってしまおうと思い、小一時間ほど買い物をしました。
時刻は22時前頃、そろそろホテルに戻ろうと思いつつも「軽く一杯飲んで適当につまめる店とかないかな」と、日本で立ち飲みを探すような感覚で散策していました。
するとそこに50代くらいの客引きばばあがやってきます。
ビール1杯70バーツ(250円)、ビール飲んでフリーのショー見るだけ70バーツOK!
コンビニで買うシンハーが38バーツ(140円)とかなので、ありかなと思ってしまいました。
ショーってどんなショーだ?ホントに70バーツオンリーなんだな、マジで今お金ないよ
そう答えると
amazing show! 70バーツOK!
とだけ答えました。、、、まずここで
ミステイク1
路上の客引きの話を聞いて相手にしてしまった
この時、初日で両替あまりしていなかったのと、ナイトマーケットで買い物しまくったせいで所持金が400バーツ(1400円)くらいしかなかったので、
「大金持ってないし、いうても観光地だし、大丈夫かな」
と簡単に考えてしまいました。
客引きばばあについていくと、店は2階にあると言います。「クイーンバー」と看板出ており、バーというものの照明がピンクだし、、、
「パッポン2階の店はNG」という鉄則が頭をよぎりました。
2階行きたくないからやめとくよ
というようなことを伝えましたが
No No No ! It’s OK !!
と何がOKなのか分からないことを言って手招きしながら一人で上に上がっていきます。
直観で「なんかキナ臭そうだな、、、」と感じましたが、ちょっとおもしろそうだというのと、暑くてのどがカラカラだったので1秒でも早くビールが飲みたく、2階に行ってしまったのです、、、
ミステイク2
パッポン2階の店に入ってしまった
、、、中に入ると店はこんな感じでした。
中央にステージがあり、それを囲む形で席がありました。爆音でトランスが流れ、ステージではほぼ裸の女が2~3人。
「あ、やべ、これわりとダメなやつだ」と思ったものの、店員のばばあ2号が出てきて、割と奥まった位置の席に座らされ瓶シンハーを渡されました。
ミステイク3
飲食物を渡されたその時点で値段を確認or支払いをしなかった
この時点で3大NG事項をコンプリートですね。
もうシンハー開いちゃってるし、仕方ないとっとと飲んで金払って店を出よう。そう思って勝手に始まったショーを見学。
客引きばばあが言っていた「amazing show」とは、中央のステージでわりといい歳かつ半裸の女が行っていた下記パフォーマンスでした。
・男でいうコチンがある場所に筆を入れて文字を書く
・同じ部位で吹矢を飛ばしフーセンを割る
・同じ部位でタバコを吸う
・同じ部位からするすると国旗が出てくる
・同じ部位にピンポン玉を入れ飛ばす
上記の通り。
どういう身体の構造なんだこいつら、、、?っていうかこれピンポンショーってやつじゃね?
と思い、発射台がこっちを向いた瞬間にそんなきたねーもんこっちに飛ばすな!と日本語で言ってしまいました。
※だっておしっことかついてますよね、、、?こんなこと言うと失礼かもですが、デリケートな部位だけに何持ってるか分からないですし、、、
店員のばばあ2号がピンポン玉を打ち返せとラケットを押し付けてくるも「No!!」と返しシンハー一気飲み。今度は怒涛の勢いで
チップチップ!お前は女の子にチップを払え!
と迫ってきます。
シンハーを一気に飲み終えてから、ドヤ顔のピンポン玉女に50バーツチップ払って「はいおしまい!お会計プリーズ!」と立ち上がるとレジに連れて行かれます。
この間、入店からおそらく10~15分くらいでしょうか。
ばばあ2号に100バーツ札を渡しおつりをもらおうとするとなぜか首を横に振り、安っぽいラミネートされたメニューを差し出してきました。
・First Drink 300 Baht
・Girls Show Price 4,300 Baht
一杯目のドリンク300バーツ、女の子のショー代4,300バーツ、だと?
、、、はい、ぼったくり確定。
香ばしい展開になってきました。ここから、オレとばばあ2号たちとのクイーンバー・レジ前の戦いが開始されます。
なにこれ?ビール1杯70バーツって言われてきたんだけど
誰もそんなこと言ってない。お前はショーを見てドリンクを飲んだ、4,300バーツと300バーツを払え
ということで、合計で4,600バーツの支払いを要求されました。
ふざけるな、誰が払うかそんな金!
お前はドリンクを飲んでショーを見た!
だから!てめぇンとこの人間が1杯70バーツって言ってたんだよ!
そんな人間は私は知らない!
そいつがオレを連れてきたときお前もいただろうが!
そんな人間は私は知らない!
もういい、話にならんわ!警察に電話するから待ってろ
そのまま店の外に出て逃げようと思ったら、奥から2名太った半裸の女が出てきて道をふさぎました。
この辺りからばばあ2号どもが強気になって脅しにかかり始めます。
お前はここで電話しろ!
音楽がうるさくて電話ができねぇんだよ!このクソ音楽をとめろぉぉぉぉ!
怒鳴られたので怒鳴り返してやりました。正直内心かなりビビッてましたが、ビビってることがバレるとなめられるなと思ったので精一杯頑張ります。
カタコトの英語なので通じてたのか通じてなかったのか知りませんが、この時ほど普段映画をたくさん見ていてよかったなと思ったことはなかったです。
私たちは音楽は止められない!
じゃあ電話できねぇからもう帰るぞ!オレは聞いていた70バーツしか払わないからな!
ダメ!お前は4,600バーツ払う!
払わねぇよ!
お前はショーを見てドリンクを飲んだ!
ショーはさっきチップ払っただろうが!
お前はショーを見た!
だから!!さっきあの女にチップ払ったって言ってるだろ!
お前は4,600バーツ払う!
払 わ ね ぇ よ !
オレとばばあ2号の1ミリも生産性のないやり取りが続きます。
気付いたら客はオレ一人になっていて、完全に入り口付近は店の人間と半裸の女で固められて意地でも外に出さないぞオーラがプンプンでした。
さすがにこれはやばそうだな、、、本格的にビビり始めました。でも相手も若干だけど引いてる手ごたえはあるし、なにしろオレはこのとき残金350バーツくらい。
そう、4,600バーツなんて払えるわけがないんである。
よし分かった!じゃあドリンク代300バーツだけ払ってやるよ!それ以上は払わない!
ダメ!お前は4,600バーツ払う!
オレはッ!ドリンク代ッ!300バーツだけ払うッ!それ以上は払わないッ!
財布から300バーツ出してレジカウンターに叩きつけると、後ろから半裸のデブ女が財布をつかもうとしてきました。
なんだ貴様ぁぁぁ!オレの財布に触るなぁぁ!
まだお金入ってる!
オレの財布を指さしながらばばあ2号にそんなようなことを告げ口をする半裸のデブ女。
お前はお金全部出すよ!
ふざけるな!これは帰りの電車代だ!もうこれ以上は払わないっ!絶対に払わないっ!帰るからどけ!
一か八か無理やり通ろうとしたら、ばばあ2号が今度は急に泣き落としにかかってきました。
店の女の子みんな頑張ってる。頑張ってショーやっているから、どうか助けてあげてほしい、、、
さっきまでのテンションとの変わり具合が絶妙に胡散臭かったです。
やかましい!オレはさっきチップを払ったと言ったはずだ!どけ!帰る!
えいやで押し分けたら今度はばばあ2号たちも諦めてどいてくれました。
このチャンスを逃すものかと、走り出したくなる気持ちを抑え、速足で一気に出口の階段まで向かいました。
無事店の外に出れた瞬間、安心といらつきが同時に襲ってきました。
店を特定しようとスマホで写真を撮ろうとしたら、店前にいたおっさん2名が両手をぶんぶん振って荒ぶります。
No Photo ! No Photo !
No Photo ! No Photo !
無視して撮りました。
こいつらですね、ぼったくり野郎どもは。
店の看板に「QUEENBAR」とあるのが分かりますね。
覚えておきましょう。
パッポン通りにある「QUEENBAR」(クイーンバー)はぼったくり飲み屋なので絶対に行かないようにしてください。
【パッポン通りぼったくり事件簿】シンハー1本350バーツ(約1300円)
といった状況と経緯で、パッポン通りにあるクイーンバーでぼったくり被害に遭いました。
被害額はシンハー1本350バーツ(約1300円)です。
もう一度注意点を見ていきます。
・パッポン通りで2階の店には行かない
・パッポン通りで話しかけてくる客引きは無視する
・提供された飲食物はその場で支払いor値段を確認
全部色々なガイドブックとかにも書かれていることばかりです。これを全て守らなかったオレは上記の通り香ばしい状況に巻き込まれました。
たまたま350バーツで帰れたからよかったですが、身ぐるみはがされていたとか想像すると怖いですね。正直に言って、海外をなめてました。反省です。
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ぼったくり被害経験者の談【パッポン通りのキナ臭い側面を垣間見た】
上記の通りでしたので、完全に自己責任ですね。有名な観光地でもまだまだキナ臭い側面はあるみたいです。まじで反省です。。。
上記のことがあったのち、ホテルに戻って似たような経験している人いないかなと色々な方のブログを見ていて非常に驚いたことがあるのですが、、、
こちらのブロガーさんが、なんと2018年2月にオレと同じ「QUEENBAR」で全く同じ被害に遭ってるっぽいです。
手口とかもすごく似ていて、極めつけはブログ内の最後の写真です。
え、これ、同じ店じゃないですか。。。
作者のピーマイさんはプチ監禁までされており、、、クイーンバーまじで懲りてないんだなといった感じですね。このブログをパッポン通りに行く前にしっかり読んでおけばよかった。。。
パッポン通りの2階の店は行かない、ぼったくり客引きは無視でOK
ということで、
パッポン通りのクイーンバーでぼったくり被害に遭った経緯
についてご説明してきました。
この感じだとどうやら大勢被害に遭ってるっぽいですね、、、別に店名変えるとかもしてないですし、確信的すぎます。。
ただみなさん、もし同様の感じでぼったくりに遭ったとしても、今回のオレみたく強気で怒鳴り返すとかはしない方がいいです。
オレはついやってしまったものの、この記事を書きながら思い出したら恐ろしくなってきました。たまたま運が良くてロシアンルーレットで当たらなかっただけなので、危ないことはやらないでくださいね。
・パッポン通りで2階の店には行かない
・パッポン通りで話しかけてくる客引きは無視する
・提供された飲食物はその場で支払いor値段を確認
この3点は厳守しましょう。というか、事前に調べて一般的にNGと言われている項目は厳守、ですね。
オレも今後は必ず気を付けるようにしようと思います。
終わります。最後までお読みいただきありがとうございました。