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青春時代の夜遊びを37歳の今、ふりかえる
前回までのあらすじは「【青春時代】19~20歳の頃に友人達と夜遊びしていた無敵な想い出①」でお話しております。
ということで、2021年9月19日に僕は17年ぶりに友人のMとガチで夜遊びをすることにした。
で、話を詰めていく過程で、前夜の18日夜は軽く飲んで、その翌日に本番の夜遊びを決行という流れとなった。
本番19日の夜に何をしようかと考え抜いた結果「ホラースポット巡り」という結論になる。
夜遊びでホラースポットに行くというのが、いかにもヒマを持て余した若者が考えそうなことで、実際僕らは19~20歳の頃に何度か行こうとしたこともあった。
しかし、新潟の有名なホラースポットは車がないと行けない距離にある。当時、移動手段が自転車か徒歩しかなかった僕らには敷居が高かったのだ。
その点、今の僕らはもう立派なおじさんになった37歳。Mが車を持っているので、それを出してもらえることとなった。
37歳になった夜遊び仲間Mの今
Mは現在、地元新潟でカラオケの呼び込みの仕事をやっている。
会社員が休みになる週末はかき入れ時なのでなかなか都合がつかなかったが、19日は休みを入れてもらった。
夜遊び前日の18日の昼過ぎ、前入りで地元新潟に着いた僕はMにLINEを送った。
ついたで!
おかえり!わしは仕事行ってくる!駅前の〇〇(※カラオケ屋)で待ってるよ笑
ああそうか。今こいつの職場、あのカラオケ屋だったのか。
そのカラオケ屋は、高校時代の僕らが散々客として通っていた店だった。
2000年代前半のあの頃のカラオケ人気はすさまじいものがあり、7階だか8階だかの1ビル全部がカラオケ部屋の某チェーンがあって、週末なんかは満員で2時間待ちとかのディズニーランド状態。
それが今となってはコロナの影響で営業縮小して別の店舗に移動したとのことだ。
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約3年ぶりに夜遊び仲間のMと会う
話の趣旨がずれるから詳細は省くが、この日僕は実家に結婚の報告をしに奥さんを連れて行っていた。
一通りの挨拶を済ませてから夜の20時くらい、僕と奥さんは「新潟のうまいものを食べよう」ということで駅前の飲み屋街をフラついていた。
僕は奥さんに散々「古い友人にMというクソ野郎がいる」という話はしていたので、奥さんは一度もMと会ったことはないのにMのことは良く知ってる。
この時も、駅前で飲み屋を物色しながら「〇〇(※カラオケ屋)ってこの辺だからもしかしたらMいるんじゃね?」みたいな話をしていた。
あれ?あれじゃね?
100mくらい遠目に見えてきた人影が目に入り、僕は奥さんに告げた。
Mは独特のフォルムをしていて特徴的なので、実物を見るのは数年ぶりだったが一瞬で分かった。
いたわ、本当に。あれがMだよ
道行く人々に声をかけてキャッチをしているMにこっそり僕らは近づいていく。
あのーすみません、この辺でセックスできるところ知りませんか?
一瞬くらい変な顔するかなと思ったが、Mは僕が声をかけた一瞬で気付いた。
ありますよ、〇〇(※カラオケ屋)って店なんですけど、今からご案内しますよ
そりゃあんたの職場やがな
というか久しぶりだなお前
僕とMが実際に会うのはコロナ前だったので、約3年ぶりの旧友との再会がこんな感じだった。
僕は奥さんを紹介すると、Mおすすめの新潟料理の店に連れてってもらい、そこで奥さんと飲みながら23時で仕事を終えるMを待った。
僕が奥さんと適当に飲み食いしているところに、仕事上がりのMがやってくる。
お!おつかれ!
いやーきついわ、このご時世で誰もカラオケなんか来やがらねーよマジ、、、
プライベートのMとこうして会話をするのは、本当に約3年ぶりである。落ち着いて座って一緒に飲むのはもっと久しぶりかもしれなかった。
僕と僕の奥さん、そしてMの3人で乾杯し、近況報告的な話題で盛り上がる。
印象的だったのは、話題が仕事や健康、そして昔の想い出話に集約されていたこと。
時間軸で言うところの、今より後ろに焦点が合っていたことであった。
19~20歳の頃はMと何を話していたかはほとんど覚えていないが、未来の話題が多かったように思う。
あれをしたいこれをしたい、こうなりたいああなりたい。こういった話題の変化で、ああ僕もMも歳をとったんだなとしみじみ実感した。
昔の僕らはよく、日本酒やジンなど透明なものを「お冷」といって「まぁお冷でも飲もうぜ」などと言いながら無理やり飲ませ合う遊びをやっていたが、さすがにもうそんな無茶な飲み方はできなかった。
普通にハイボールやコークハイボールなどを淡々と飲みながら、会っていなかった数年の身の上話を中心に宴は進んでいく。
こういう、久々に会った友人とのゆるい飲みも楽しいことは楽しいが、僕やMが今回やりたいことは「本気の夜遊び」だ。
なので「あくまで前夜祭として軽めにしておきましょう」とか言っていたのだが、結局朝の4時頃まで想い出話で泥酔していた。
例によって、この夜にMと何を話してたのかほとんど覚えていない。楽しかった記憶が残っただけで、ディティールは誰も何も覚えていなかった。
ガムを噛み終えて味がなくなって捨てたみたいなこの感じも、ちょっと懐かしいような気がした。
翌日、というか数時間後、僕と僕の奥さんはホテルのベッドで猛烈な二日酔い状態で目覚めた。
しばらくするとMからLINEが来る。
とりあえず絶賛二日酔いなんでもう少し寝るわ、、、
僕はホテルの自販機でポカリ的な飲料を2本買い、奥さんと二人でものの数秒で飲み干して、二度寝した。