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ネット通販の振込詐欺には注意しましょう
さて、いきなりド恥ずかしいお話なのですが、ネット通販で詐欺にあいました。
典型的な「お金だけ振り込んで物が来ない」ってやつです。
結論だけドライに言うと、お金は戻ってこなくほぼ泣き寝入りなんですが、、、
同じ被害にあう方を一人でも減らしたいので、経緯や被害後の行動など体験談として記事にします。
※後日談です。この話の続きを
ネット通販で詐欺に遭うと被害額10分の1前後が返金の模様【体験談】
という記事に書きました。実際の返金までの流れを書いています。
目次【本記事の内容】
それなりにリテラシーあったはずのオレがネット通販詐欺で騙された話
まずオレがどういう人間かと申しますと、過去職で古物商のEC事業部創設メンバーかつ運営に従事、別職ではECメディアの記者として働いてました。
現在はWeb制作会社で働き、個人でWebライターをやり、ネットでモノを買う行為は日常的にやっています。
つまり、EC(ネット通販)だったりWEBへのリテラシーはそれなりにあるということです。それでも騙されました。
で、また結論から言うと、下記の振込先を提示してくるサイトは100%詐欺なので絶対関わらないでください。
オレがやられた品目だけでなく、幅広い品目で会社名やサイト名変えてやってやがる輩が入金先に使ってる口座のようです。
※警察の許可を得て情報開示します(後述しますがすでに凍結済みのようです)
くそ野郎の口座
銀行名:..............【三菱UFJ銀行】
支店名:..............【草津支店】
支店番号:............【452】
口座種類:............【普通】
口座番号:............【0451703】
口座名義:............【ニシダ カズキ】
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ネット通販詐欺に合うまでの経緯
経緯をご説明すると、下記の通りです。
1:日用品(ご飯代わりに食べてたプロテイン)が切れそうだからまとめ買いしたいな
2:どうせならネット上で最安値を探したいな
3:お、ここのサイト、amazonや楽天より2割近く安めだぞ
4:たくさん買うと割引もあるのか。じゃあ2個買ってみようかな
5:ふむふむ、返信メールも早いな。入金先は銀行振り込みか。
6:早く手元に欲しいからとにかく支払いしよう。スマホから送金します。
7:あれ、入金確認メールが届かないな(けど忙しいからとりあえず放置)
8:仕事忙しくて忘れてたけど、そういえば3日経つけどなにも連絡ないな。
9:もうすぐ一週間、問い合わせメールの返信もないし、どうなってるんだろう。あれ?サイト消失している、、、!
10:振込先とかで検索したらYahoo!知恵袋で詐欺認定出てんじゃん、、、(チーン)
この流れからみるチェックポイントは
・大手通販サイトより謎の安さ
・入金先が会社名義でなく個人名義
・自分はEC慣れしてるから大丈夫と思い込み個人名義の振込先を特に疑わなかった
・日用の消耗品でなるだけ早くほしかった
・早くほしいからメール本文よく見ないでスマホから送金
・入金したんだから届くでしょと思い数日放置
・品物が届かなくて初めて振込先とか検索
などでしょうか。
一言でいえば「ネット通販慣れてるし自分は大丈夫でしょ」という根拠のない思い込みのせいでした。
あとから考えれば、
「メール本文内に電話番号とか会社名とか連絡先がない」
「振込先が個人名義」
とか、問答無用でおかしいでしょっていう感じです。
あやしさてんこ盛りであるのに、たいして確認もせず警戒心も抱かず、早くモノが欲しい一心で「スマホから」送金してしまいました。(´;ω;`)
詐欺られたあとに取った行動【ネット通販に潜む闇】
約一週間たって詐欺られたと気付いたものの、まぁお金はきっと戻ってこないなと割り切りました。
被害額が一万円ちょっとで比較的高額ではなかった(それでも十分むかつく額ですが)ということで、勉強代とサンクコストで損切りするのが一番コスパがいいかなと思ったためです。
ですが、色々検索で調べていたら、上記の振込先で同様の手口による100件超えの被害が出ているらしいとのこと。
品物やサイト名は違えど、振込先はおんなじっぽくって、警察と銀行に情報提供をすることで次に騙される人の被害を少しでも減らせないかなと思いました。
知恵袋で「詐欺」とか検索しても、泣き寝入りしないで被害額が少額でも必ず警察に届けて的な記述が多いので、先方とのやり取りのメールとか一式をプリントアウトし、警察と銀行に情報提供に行きました。
警察の対応
警察とのやり取りサマリーは下記の通りです。
・最寄の警察署の生活相談課にとりあえず電話して聞いてみる
・速攻で「最寄りの交番に行って被害届を出してください」と指示をもらう
・最寄りの交番に行ったら「交番では専門の刑事がいないから対応できない」と言われる、、、(えっ?)
・電話で上記の通り指示を受けたので資料揃えて時間作ってきた旨伝えると、とりあえず話だけ聞いてもらえる空気に
・結論、最寄の警察署まで行って担当の刑事から事情聴取を受けてほしいとなる
・二度手間で大いに萎える
・警察署(遠いです)まで行くのは時間と手間を考え、オレ的にメリットが薄いので自宅まできてくれるならお話しますと伝える
・とりあえず引き継ぎの折に相談案件として資料含め警察署内で情報共有してくれと交渉
・上記承諾いただき「多分担当の刑事から電話が行くからそこでもっかい話してみて」ということに※その後電話がくることはありませんでした
・銀行にも同様に資料持参で報告相談に行っておいてくださいと言われる 、、、
銀行の対応
銀行とのやり取りサマリーは下記の通りです。
・相談窓口の電話番号にかけてみる
・専用の振込詐欺救済法照会ダイヤルという窓口に電話をかけてくれといわれる
・案内された番号に電話するも何度かけてもつながらず、、、(´;ω;`)
・一体世の中でどれだけの人が振込詐欺の被害を受けているんだろう、と暗い気持ちになる
・普段やりとりのある知り合いの銀行担当者に相談してみる
・同様に振込詐欺救済法照会ダイヤルのお話いただくも、なかなかつながらない旨伝えると、直接つないでくれるとのこと(ありがたいことです)
・すぐに担当者から電話があり、すでに対象の口座は凍結されており振り込め詐欺救済法での対応が決まっていることを伝えられる
やはり、すでに対象の口座は不正使用の疑いありで凍結処分となっているとのことでした。
ちなみに
・10/31にオレがそのサイトを見る
・11/1に送金したときは口座が生きていた
・11/12の電話段階ではすでに凍結済み
ということなので、振込詐欺のスピード感をなんとなく感じることができるのではないでしょうか。、、、
オレと同じやられ方で同じところで騙される人がいったんストップしているようで安心です。
情報提供という役目ははたせたものの、せっかくなので今後の話を詳しく聞いてみることに。
前出の通り、複数件の被害報告で警察とも連動して凍結処分となっているので、今後は「振り込め詐欺救済法」という法律が適用されるそうです。
法律の概要について
振り込め詐欺等の被害に遭われた方のための法律です。 振り込め詐欺等の被害に遭われた方のために、金融機関の犯罪利用口座に振り込まれ、口座に滞留している犯罪被害金の支払手続等を定めた法律です。
※引用https://www.zenginkyo.or.jp/hanzai/rescure/
「振り込め詐欺救済法」は、詐欺犯罪に使われた口座の中に1000円以上残高があれば適応されるそうです。
今回は凍結段階で1000円以上が確認できたため、対象案件ですね。
詐欺対象案件となり次第、
・口座が凍結
・口座の残高に対する口座名義人の権利をはく奪する手続き
・権利が消滅してから被害者へお金が戻ってくる手続き
という流れのようです。
その段階で「被害回復分配金支払い申請書」という書類が送られてくるのですが、ここまでに4~5か月の時間がかかるとのこと、、、。
その間は被害者はとくにやれることはないので、待ちの一手です。
その書類の必要箇所へ記入し、
・入金の履歴(送金履歴のプリントアウトや通帳の該当箇所のコピー)
・現住所が確認できる身分証のコピー
と一緒に返送。順次、被害額の返金処理に移行、という流れのようです。
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【ネット通販詐欺被害】まとめると【うまい話はない】
諸々やっていて思い出したのですが、その昔オレが古物商をやってた頃にも似たような手続きを当時の師匠がやってました。
その時は振込詐欺でなく取引先の計画倒産で、しかも被害額が現金相当額100万円台。
その時も、「慣れた頃」「相場よりちょっとお得」「急ぎたい」というwantsが重なった結果だったので、こういう状況のときほど注意が必要なんだなと再認識しました。
オレよりも人生経験豊富な当時の師匠ですら100万円台やられちゃってたんで、こと詐欺に関して言えば「誰だから絶対大丈夫」とかってないんだなと。
引き続き、個人レベルで少額でもネット通販で詐欺被害にあうとどうなるのか、なにか進捗があれば随時記事でご報告していきたいと思います。 、、
※後日談です。この話の続きを
ネット通販で詐欺に遭うと被害額10分の1前後が返金の模様【体験談】
という記事に書きました。実際の返金までの流れを書いています。
というわけで今回はここまでです。最後まで読んでいただきありがとうございました。