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転職面接で副業禁止と言われた件【違法です】
サラリーマンをやりつつ副業を頑張って生きています。また、自分の市場価値を客観的に見るためと、当ブログの取材もかね、定期的な転職面接を行っています。
サイコロを振り続ければいずれ良い目が出ると思い、少しでも興味がある企業様には面接をしていただけるよう努力しています。
そんなオレですが、過去に何度か、思いっきり「ウチは副業禁止だよ」と言われたことがあります。
終身雇用や年功序列が崩壊して、政府が副業を推奨している令和のこのご時世で副業禁止を謳うとは、、、突き抜けていてすごいですね。
そこで今回は
転職・就活をしています。するしないは別にして、副業禁止とか言ってる会社ってどうなんですか?たまにネットで話題を目にしますが、ちょっと気になってるからざっくり聞いてみたいです
こういう疑問に答えようと思います。
結論を先にネタバレしてしまうと
「今どき副業禁止とか言ってる会社には近づかない方がイイ」
といった趣旨の記事となります。
今どき副業禁止とかいう違法発言してる会社は近づかない方がイイ
再度結論ですが、「今どき副業禁止とか言ってる会社には近づかない方がイイ」ということになります。
会社側から、
- 定年まで正社員雇用を約束します
- 年齢別平均年収に応じて、勤務年数や実績に応じた給与アップを約束します
- 上司ガチャでスカをひいた場合はリセマラ可能です
とかの明確な契約とかがあるのであればまだ理解できますが、こういったことはまずないですよね。
- 定年までの正社員雇用は約束されず
- 給与はなかなかアップせず
- クソみたいな上司に当たってもすぐ配置換えとかにはならない
こういう場合がほとんどです。
そういったときに、現状をよりよく変えるため「転職」という選択肢が出るわけですが、副業をしておくと選択肢の幅が広がります。
- 副業収入があるから明日会社を辞めても収入はゼロではない
- 副業で稼ぐスキルは転職・就活でのアピールポイントになる
- この会社を辞めたら人生詰む、、、とか追い詰められなくてよい
上記の通り。
つまり、副業とは、組織に依存せず個人が自分で自分を守るための大切な手段ということになります。
したがって、
個人の自助努力や可能性を潰す「副業禁止」制度を謳う会社には近づかない方がいい
という結論になります。
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副業禁止は労働契約の範疇を超えた違法拘束だと思うよ
というかそもそも「副業禁止」って違法なんじゃないですか?ということについてみていきます。
違法か違法でないかというと結論は違法であるものの、実際はグレーでありオフホワイト、といったところでしょうか。
就業規則とかで副業禁止を「推奨」する場合では違法ではないですが、勤務時間外の副業を禁止することは「職業選択の自由」という日本国憲法で認められた権利を侵害しているので、違法となります。
労働基準法にも、勤務時間外に労働者を不当に拘束することを禁止する内容があります。
つまり、勤務時間外の副業であれば、会社が副業禁止を強制することはできない、ということになります。
学校の校則の会社版みたいな「就業規則」で「ウチは副業禁止です」ということはできるものの、実際に副業した従業員を、副業を理由に罰することは違法になります。
・会社でサラリーマンやってます。会社に副業がバレて就業規則違反で罰せられました、、、
こうなったらこれは違法である。と思っていてOKです。
会社は勤務時間外の副業禁止を従業員に強制できないんですね。
副業禁止とか言う違法会社はブラック企業の懸念ありです【体験談】
一つの実例として、以前にオレが面接してもらった「副業禁止企業」を見てみましょう。
面接のときに代表から言われた内容は下記の通り。
スペック:美容・服飾特化の紙Webコンテンツ制作会社
- 裁量労働制だから残業代は一切出ないよ【ド違法】
- 凄腕の社労士の先生が顧問でついているんだ
- 直近で入った2人が1か月以内に辞めているんだ(うち1人は3日で退社)
- 「徹夜は禁止」だから大丈夫だよ
- 〇〇(有名俳優名)とかとよく遊んでるよ(何アピール?)
- ウチは副業禁止だよ(^ω^)ドヤァ
- 副業するなら勤務時間内でやってね。ただしその利益の90~95%は会社のものだよ
- そもそも仕事が忙しいから副業とかやってる暇ないと思うよ
質問です、この会社はブラック企業でしょうか。
特に「副業するなら勤務時間内にやって利益の90~95%を会社に収めろ」って、全く意味不明でした。もはや副業ではないという、、、謎すぎです。
裁量労働制だから残業代は一切出ないとかもマジでド違法で、裁量労働制は定額働かせ放題のお得な制度と勘違いしてるお手本みたいなケースでした。
上記は極端な例としても、副業禁止とか言ってる時代錯誤な企業はブラック企業っぽい気がします。
副業禁止以外にも、頭のおかしい違法なローカルルールを就業規則にもりこんでそう、、、
こういう会社には近づかない方がよさそうですね。
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本業に専念するため違法キワキワでも副業禁止を推奨する場合
とはいえ、
本業にフルコミットした方が成果につながるので副業とかしない方が良いのでは?
というご意見もあるかと思います。
もちろんそれはその通りだと思い、本業に全力を尽くして報われるのであればベストと思います。
しかし、何度も同じことを言ってしまって申し訳ないのですが、政府が副業を推奨し、終身雇用の崩壊だったり年功序列の給与アップとかが機能していない昨今、収入を会社給与だけに依存してしまって本当に良いのでしょうか。
投資の世界でも「卵は一つの皿に盛るな」という言葉があり、一つの投資対象に集中投資することは危険すぎるといわれています。
リスク分散という観点からも、副業収入を持つことは選択肢を増やし、人生を豊かにする要因だと思います。
悲しき事実として、有事の際に会社という組織は個人を守ってくれません。
自分を守ってくれない組織に全力投球して、身を任せてしまって良いのでしょうか。
オレは自分で自分の身を守る手段として、副業を頑張る方の道を選ぼうと思いますm(_ _)m
するしないは別で副業禁止とか違法発言する会社には近づかない
「今どき副業禁止とか言ってる会社には近づかない方がイイ」ということについて見てきました。
実際に副業をするしないは個人の自由ですが、そもそも労働契約とは
「勤務時間に労働を提供することで対価として給与をもらう」
ということが本質だと思っています。
したがって、勤務時間外に行う副業を禁止するということは、労働契約の内容を超えた範疇で不当な拘束を強制しているということになります。
何かを禁止されるということは、人生において自由が一つ制限されるということであり、制限に対する対価が必要ですよね。
会社が定める副業禁止という制限は、あなたの人生において見合った対価が支払われているでしょうか。
副業禁止とかいう会社になるだけ当たらない方法
就活や転職活動をしていく中で、なるべくこういった「副業禁止」企業に当たらず、賢く進めていきたいと思いませんか。
そういう場合は、転職エージェントに登録してプロに頼ると良いです。
転職エージェントに「副業禁止の企業は除外して求人を紹介してください」とお願いすれば、その時点で副業禁止の企業は除外されますからね。
また、転職エージェントが持っている求人は、きちんと審査の通った求人のみです。
そのため、極度にいかれたブラック企業とかも除外済みなので、転職の「企業ガチャ化」を防ぐこともできます。
直エントリーは書類通過率が高いことも事実ですが、こういうケースもママあるためご注意を。
下記はド定番かつ鉄板の転職エージェントサービスです。未登録でしたらこの機会に登録だけでもいかがですか。完全無料でエージェントの転職サポートを受けられます。
転職エージェント
また、転職会議などの口コミサイトの登録もオススメです。
働いている従業員の口コミが無料で見れるので、就活や転職には欠かせないでしょう。
ちなみに、副業を認めている企業を探してみるならこちらの記事が参考になります。
≫【2021年最新】副業解禁企業一覧(カオスマップでまとめてみた)-totolabo
10年以上人事に関わり、大手企業で副業制度の導入・運用に携わってらっしゃる「ととのえさん」ご執筆の記事です。
ととのえさんも
「これからの時代は、「個人で稼ぐスキル」を身に付けておかないと正直厳しいと思います。そういった意味で、小さくてもよいので副業へのチャレンジをおすすめします。」
とおっしゃっていて、激しく同意でした(^O^)ゞ
こういった情報を複合的に活用し、幸せな人生を実現できる転職を目指してお互い頑張りましょう!
ということで本日はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました。