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違法行為のサービス残業を自分から喜んでする人
今回は、「自主的なサービス残業は悪である」という結論の記事を書きます。
その前に、記事を書こうと思った経緯をご説明させてください。
【悲報】自主的にサービス残業する馬鹿が社内にいた件
その日、世の中はコロナショック前のハロウィン当日でした。
オレの会社はその当時渋谷にあったので、夜はコスプレの人で街が混むと思い、朝少し早めに行って確実に定時で帰ろうと早起きして会社に向かいました。
一時間ちょっと早めに着いたところ、すでに先客がいました。彼は同期で、サービス残業とかしまくりで、その社畜根性に定評があります。
で、彼がタイムカードを押さないで仕事をしていたことが雑談から発覚。
いやぁ、仕事がたくさんあるんでみなさんに迷惑かけれないんで、、、
とか言ってました。
そして「滅私奉公して仕事頑張ってんだぜ、自分意識高いっス」みたいな歪んだ笑顔をしていました。
オレはその時、キチンとタイムマネジメントをして正々堂々と仕事をしている自分の努力を踏みにじられた気がしました。ものすごく嫌な気持ちになりました。
「しっかりタイムカードを打刻し、勤務時間の管理をする」
というルールを守っていないくせになぜか誇らしげだった彼のせいで、その日はなんだか一日中すっきりしない嫌な気持ちが続きました。
ドMの社畜が同僚だとまともなこちらが消耗します
で、こういうランダムにエンカウントする出来事で、ルールを守っている側の自分がすり減っていくのは本当しんどいです。
そこで「自主的にサービス残業とか休日出勤とかしてるバカになぜ腹が立つのか」理論的に考えてみました。
オレと同じように、
「会社の同僚が勝手にサービス残業とかしてて、なんとなく腑に落ちないです」
と憤りを感じている方にはご共感していただけるかと思いますので、ぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです。
ちなみに、こういう
「自分から進んで無給の時間外労働をやりたがるバカ」
がいると、職場にどういう影響があるのかについては、当ブログの
という記事に書いております。
【結論】サービス残業は違法です【自主的とか強制とかは無関係】
ということで、「自主的なサービス残業は悪である」と思う理由を述べていきたいと思います。
【大前提】チート行為だから
サービス残業は、やらせる方もやる方も、そもそもの労働の大前提とゲームバランスを壊す極悪なチート行為であると思います。
サラリーマンが働くのは、労働時間をお金に変換するためです。
「決められた時間を働いてその中で最大限の成果を出しましょう」というルール(労働基準法)の下で働いています。
そのルールを無視するということは、テストの回答時間が終わっているのに、職員室に忍び込んで回答を見直したり足したりする行為と何も変わらないです。
つまりズルであり不正行為ということですよね。
積み重なる悪影響
また、そういう不正行為が職場に横行することで、下記のような悪影響が出てきます。
- 一度ズルありきの実績が残ると、以降「ズルありきの実績ベース」が判断基準になる
- 時間に対して個人に求められる仕事の質・量に「普通にやってたら達成不可能な指数」がヒモつく
- 達成不可能な目標を達成するため、サービス残業前提の設計と進め方となる
- 負のスパイラルぐるぐるでデスマの毎日人生オワタ\(^o^)/
ルールを守らない誰かが不正行為で出した結果が判断基準の一つとなることで、きちんとルールを守っている人間が損をする図式が組織内で構築されていきます。
長期的な視点で「よくない職場」に向かっていくと思います。
「前やってるヤツいたし」
「あいつが以前この期間でこれやってたし」
みたいなフワっとした判断基準で、残業前提の「これおかしくね?」みたいな業務が下りてきた経験はないでしょうか。
これはまさに、一度「ズルした結果」だけが過程をすっ飛ばして一人歩きし、組織内に都合のいい実績として残ったため起こることです。
こういう、『カンニングしなきゃ合格点が取れない試験』みたいな業務が恒常化している職場は、悲しいことに結構存在しているのではと思います。
「働きたい人だっている」という反対意見について
こういう話をすると必ず出てきがちな
「でも働きたい人だっている」
「働きたい人が働けなくなる」
的な仕事中毒系の意見については、こう返せばよいと思います。
「決められたルールは守りましょう。もしくは、独立してフリーランスになられては?」
本当、これだけの話なのですが、なぜこんな簡単な話が難しい問題に拡大解釈されていくのでしょうか。
働かないでくださいとは誰も言ってません。決められたルールを守ってくださいというディベートでこの手の意見が出るのは、
「働きたい人だっている」
↓
「他にやることがないから仕事が趣味みたいなものです。賃金が発生しない労働でも何かしてないと人生が暇になってしまうので働きたいです」
「働きたい人が働けなくなる」
↓
「組織から与えられた仕事以外に、自分でやりたいことや実現したいことがないです。自分で考えられないのでもっと労働を与えてほしいし、それがなくなると不安になります」
みたいな感じなのかなと思ってしまいます。
自主的なサビ残は子供のワガママと同じ
また、「働きたいからサビ残してでも働く!」って意見、子供が「もっとゲームしたい!」と駄々をこねている図式にすごく似ていると思いませんか?
例えば上記のような発言をする方は、ご自身の子供がルールを破りたいと駄々をこねているときに笑顔で許せますか?というお話です。
子供の頃に流行っていたゲームとかでも、ほとんどの友人はゲームできる時間が親によって決められているからレベリングとか平均化しているわけです。
その中で、「オレんちゲームやり放題」みたいな家庭の子が一人だけ異常にレベル上げしてきて圧勝されて萎える。みたいな経験ありませんか?
最近でいえば、狂ったように課金しまくったソシャゲアカウントに瞬殺されるとかなんでしょうか。
とにかく、「働きたい」からルール無用で無制限にやりたい放題やっていいのかというと、決してそんなことはないわけです。
どうしても「サービス残業とかしてでも働きたい」のであれば、サラリーマンやめてフリーランスになれば自分の裁量で働き放題働けます。
戦う土俵を変えて挑戦されてはいかがでしょうか。
単純に周囲に不快感を与える
基本的にサービス残業ってチート行為で、ルール違反の卑怯なズルです。そういうことをしてる人が一人でもいると周囲への不快感がすごいと思います。
「タイムカード切らないで働いてるオレ頑張ってます」的なドMな感じも卑しいというか、、、
根本的にいけないことをしている認識がなくって、むしろちょっと誇らしげというか、、、「路上喫煙禁止の場所でイキり顔でタバコ吸ってる輩系の人」を目撃したときと似たような類の不快感とでもいいましょうか。
「あの人まだ残ってるけどさっきカード切ってたよね」とかを見ると、なんとなくブラック企業感が醸し出されてイメージとしてマイナスですよね。
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どう考えてもサービス残業はズルでチートで違法です
以上、「自主的なサービス残業は悪である」と思う理由について考えてみました。
働くことが悪いとか負けだとか、そういうことは言ってないです。
基本的に労働は良いものと思っていますし、社会参加と自己実現を両立できて達成感を得られる瞬間もあるので、積極的に働くことは素晴らしいことだと思っています。
ただ、決められたルールを守って働いてください、ということですね。
サラリーマンをやっている以上、勤務時間の報告・管理は義務であると思っています。
仕事でしかアイデンティティや承認欲求など満たせない人と違い、ルールを守って業務を最大限効率化しようと頑張ってる人たちは、他にもやりたいことややることがたくさんあるので、、、。
もうモーレツに働く!みたいな世の中でもないですし、そういう働き方が報われる時代はとっくに終わっているのではないでしょうか。
もし万が一、サービス残業とか休日出勤とかしないと仕事が成り立たないであったり、職場内で立場が悪くなるみたいな感じであるなら、それはもはやまともな環境じゃないので「転職」という方法で一日も早く離脱しましょう。
勝手にサービス残業する馬鹿がいる会社から抜け出す方法
具体的な手順としては、転職エージェントに登録して「サービス残業とかない会社」という基準を伝えて求人案件を探してもらうといいです。
そして転職の口コミサイトなどで評判を確認しつつ、実際の面接などで会社の雰囲気を感じて判断していきましょう。
下記はオススメの転職エージェントサイトや転職口コミサイトです。
転職エージェント
転職口コミサイト
・転職会議
ド定番なので、まだ登録していない方はこの機会に登録だけでもしておきましょう。
また、今いる会社を辞めたい場合は退職代行ガーディアン などの退職代行サービスを利用したらOKです(^O^)/
オレも過去、そういうブラック企業で消耗する毎日を過ごしてきた経験がありますが、、、脱出できた今は色々なことがラクになり視野もとても広がりました。
結論、サービス残業とかない環境は素晴らしいので、我々サラリーマンはそこを目指すべきかなと思います。
ということで本日はここまでです。最後までお読みいただきありがとうございました。